株式会社コスモクリエーションは、歌の文句ではありませんが、『 ♪ 吹け~ば飛ぶよ~な…』小さな小さな会社です。
当然ですが、ちっぽけですので非力です。二つ三つもの計画を同時に受注して進めるなどという体力はありません。依頼を受けた1つの案件を、無事に完了させることが出来たら次の計画をお引き受けする、そんな感じです。
というより、携わった仕事の評価が低かったり、計画の完成度がイマイチであれば、どこからも次の依頼は来ないわけで、いま携わっているプロジェクトの完遂に全力を注ぐ、それが私どもにとっては、全てです。
計画を託された施設は、「驚き」や「新しさ」に溢れた唯一無二の存在につくりあげるべく、時間の許す限り模索し続けます。最後まで諦めずに追及する、その情熱こそが当社が生き残る術なので。
ちょっと乱暴な言い方になりますが、それが例え10年後竣工の計画であっても、計画地に立った時、様々なシーンが立地と重なり合って、スッと浮かんでくる事業や施設のイメージをとても大切に思っています。
施設を利用するお客様は多種多様なニーズとライフスタイルをお持ちです。癒しをベースにするスパ事業では、いろんな人がその日その時の状況で利用イメージや好みが様々に変わります。理屈よりも重く受け止めなければならない「気分や気持」をどう計画立案に反映させてゆけるのか、常に立ち返るべき原点の一つだと思っています。
市場調査をはじめ膨大なデータから導き出される回答で計画を構築するのはとても真っ当な進め方ですが、昨今のようにビッグデータがまるで『神の声』の如くあがめられてしまうと、ちょっと違和感を感じます。誰もが同じように同じ答えに導かれて計画した事業で競合に勝てるのだろうか。「人」が利用する施設はやはり「人」がつくり出すものだという気がします。
計画規模の大小や予算の多寡に拘わらず、クライアントさんが新たな事業や施設づくりに挑戦する情熱をお持ちなら、当社は求められる限り全力で、その場所、そこに住む人々が感動していただける計画立案を目指します。
むろん我が身に余るような高度な案件であった場合は、 先々ご迷惑をお掛けしないために、不躾ではありますがお断りさせていただきます。 営業中の当社実績施設と競合するようなご依頼も同様です。計画立案作業を進めるなかで、クライアントさんの求めるような事業の成立が不安視される要素が見えてきた際も、率直にお伝え申し上げます。
大切にしたいのは、出来上がった施設を利用して下さるお客様と、事業をされるオーナー様の思いです。10年先であってもお客様の笑顔で満ちている施設をつくりたい…それが願いです。